トルコ・リラ建債券は買って大丈夫か

 アフリカ開発銀行発行のトルコ債のことです。いま、絶賛?発売中ですが、どんなものなのか調べてみました。

 いま、国内では、年利0.002%。100万円の3年定期でも満期で利子がたった60円。しかも、ここから税金が20%かかる。戻ってくる利子は48円となってしまう。

 こういう時に、年10.70%の話は、びっくりです。知名度のある金融機関が販売しているから信用はあるものの、なにか、心配な面もある。

 現在、発売中。利払いは年2回。5月と11月に支払われる。5年後には、最後の利子と一緒に元金が返還される。

 超低金利にも関わらず、本当の話なのか疑いたくもなるが、まさに、いいことづくめ。ここで、注意しておかなければならない大事なことがある。

 当然のことながら、発売元も、上記の為替レートの動きに対応して、損益分岐レートを示している。

 4月16日時点で、16.34円だったようで、その後、約12円まで、下がっていたとして、シュミレーションをしている。

 

 このグラフで、今後のことは誰にもわからないが、過去の経過はよくわかる。今回、販売をしているが、このことは、5年前のものが償還を迎えていることでもある。

 そこで、5年前の2015年4~5月のレートを見てみると、45円くらいになっていたことがわかる。それが、償還時は15円となっている。

 これは、どういうことかというと、なんと、元金が3分の1に目減りしてしまっていることになる。利子はしっかり、出てはいるが、元金が大幅に割れてしまっているので、残念ながら投資は失敗している。

 上記のチャートを見れば、もうこれ以上は下がらないようにもみえるが、先のことは誰もわからない。

株を買うつもりでなら、この債券を買うのはいいが、高金利に釣られて買うのは、どうかなと感じる。

 定期預金のつもりが、毎日のレートが心配になるようでは、神経が疲れます。それでも、という人は、100万円程度ならということで損を承知で買っておくのもいいかもです。

 くれぐれも最終的な判断はご自分でお決め下さい。5年後がどうなっているか、楽しみです。では、今回は、これで、終わりにします。

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